あれ?「5万円分」聞き覚えがある コンビニ店員が機転

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感謝状を受け取った入江武さん=2020年8月6日午前10時2分、北九州市八幡西区、板倉大地撮影

福岡県警は6日、詐欺被害を未然に防いだとして、セブンイレブン中間通谷店(中間市)の入江武さん(48)に感謝状を贈った。鍵になったのは「5万円分」というフレーズ。1年ほど前のことを思い出した入江さんが機転を利かせた。

 80代の男性が店に来たのは7月10日午後6時ごろ。インターネットで使えるプリペイドカードを求める男性を、女性店員(20)が売り場へ案内していた。「5万円分」という言葉が気になり、入江さんは男性に声をかけ、事情を聞いた。

 「買わないと、パソコンが使えなくなる」。男性は焦った様子だった。この日の午後、自宅のパソコンに表示された「ウイルスに感染した」というメッセージを見て、そこに記載された番号に電話をしたという。電話口で男から、30分以内にコンビニで5万円分のプリペイドカードを買って連絡するよう言われ、急いで車を走らせたそうだ。

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